糸島で、暮らしとつながりをいとなむ

最終更新: 2019年5月27日

文:藤井芳広



福岡県糸島のふじいもんです。


僕は2010年にダウンシフト的に東京から福岡・糸島に移住し、仲間と「いとなみ」というNPOを立ち上げ、森の再生と、東アジア交流を軸に、持続可能なコミュニティづくりを進めています。

>NPO法人いとなみフェイスブック

森の再生に関しては、皮むき間伐という方法で、こどもたちとも一緒に荒廃森林を間伐して再生する取組みをやっていて、3年前からは、それまでの実績が認められ市と協定を結んで市有林の一部を僕らのNPOで管理しています。伐り出した材は、友人が設計した、福岡市の保育園や、唐津のオーガニックコスメ工場などに使ってもらっています。

去年、僕たち夫婦にこどもが生まれ、生まれてくる子に何を残したいかを考えた時に、豊かな森を残したいと思い、森を買いました。その森にこれまで培ったノウハウをすべてつぎこんで自然林に還していきたいと思っています。そして、ゆくゆくは誰の土地でもないナショナルトラスト地にしたいと思っています。



いとなみのもう1つの活動、日韓交流に関しては、以前韓国を一周歩いたことや、ナマクラとも縁の深いハジャセンターのヘジョンさんが韓国でいとなみのことを紹介してくれたこともあり、韓国のオルタナティブ教育関係者や、エコビレッジ関係者等から連絡や訪問が頻繁にあり、その度に民泊を受け入れたり、糸島をガイドしたり、ワークショップや交流会を開催したりしています。

また、2014年からは、日本、韓国、中国、台湾の若者たちで、「東アジア地球市民村」というイベントを年一回どこかの国で開催していて、今年は、5/24(金)~26(日)に、韓国の星州というサードTHAAD(ミサイル防衛システム)が配備されようとしている町で開催します。ご興味ある方はぜひご参加ください。

https://www.facebook.com/East-Asia-earth-village-1016893718493723/

それ以外にも、いとなみでは様々な活動をしていて、いとなみから派生して生れた事業もあり、これまで、オルタナティブ保育(森のようちえん)や、精神障がいの方のためのグループホームなどが立ち上がり、この4月からはオルタナティブスクールも始まります。

そして、それに合わせていとなみ直営による大人向けのオルタナティブスクールも始めたいと思っています。今の教育は大人も子どもも、将来お金をたくさん稼ぐための教育になっています。子どもはより難易度の高い進学校に行き、有名な会社に就職することが目的となり、大人は、高い受講料のもとをとるために将来自分も高い受講料をとる、むしろ将来高い受講料を得るためにより高い受講料のものを受講する、といった感じで。


いとなみでこれまで2年ほどまなびに関するまなびを進めてきた結果、まなぶことや考えることそのものに意味や価値があり、ともにまなぶことが重要だと考えているので、何かのためのまなびではなく、まなぶことそのものが目的であるような場を手作りで進めていきたいと思っています。

森づくりと、お米づくりと、家づくりを柱にしながら、まなびの主体はまなぶ側にあるという考えから、集まった人たちで有機的にまなびの場が増殖していくような仕立てを考えています。

そして4月に予定している入学式(?)では、「サティシュの学校」の上映会をしたいと思っています。また、どこかのタイミングで「ラダック  氷河の羊飼い」の上映会もしたいと思っています。この2つの映画は今回まなび場を始めるにあたり、大いに刺激を受けました。

ここまで書いてきて、僕のナマケモノ活動というより、いとなみのナマケモノ活動という感じになってしまいましたが、改めて、いとなみの原点は、東京でのナマケモノ倶楽部の活動の中で経験したことや考えていたことが詰まっているな、と思いました。

僕は2002年にナマケモノ倶楽部に入会し、2003年から2009年くらいまで理事やボランティアスタッフとして関わらせてもらいました。ナマクラ20年の歴史の後半の10年は直接的な関わりはあまりありませんでしたが、中村さんが福岡で始められたオーガニックカフェの運営に関わらせていただいたり、ナマケモノDVDの新作が出来る度に上映会を開催させてもらったりしてきました。ナマケモノ倶楽部の20年の歩みの一部を、ともに歩いてこれたことをとても嬉しく思っています。

これからもナマケモノ倶楽部の活動で培った精神を忘れず、子どもたちに豊かな自然と平和な世界を引き継げるように、今いる場所で実践していきたいと思っています。

またみなさんとどこかで会えるのを楽しみにしています。糸島にもぜひ遊びに来てください。

#友産友消 #いとなみ

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